PTADJST
バルクデータエントリ プリテンション断面での調節(短縮)を定義します。
フォーマット
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PTADJST | PSID | SID | ADJ |
例
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PTADJST | 3 | 5 | 0.5 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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PSID | プリテンション荷重セットの識別番号。 (整数 > 0) |
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SID | プリテンション断面識別番号。 (整数 > 0) |
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ADJ | この断面に作用する調節量 (正の値が短縮を意味します)。 2 (実数) |
コメント
- PTADJSTは、PTADD、またはサブケースのPRETENSIONコマンドで直接参照できます。
- プリテンション調節はプリテンションを受けるボルトから設定量の材料を“削除”する事で短くされます。これは設定された距離(回転の回数)でナットを回転させる効果を表現しています。
- PTADJSTを使用したプリテンション調節は、プリテンション断面に短縮を追加で定義するためにも使用できます。したがって、既にプリテンションがある断面に調節が作用した時、その最終効果は、前のプリテンションサブケースで達した状態と、PTADJSTによる調節量の合計になります。