PBARL
バルクデータエントリ 断面の寸法で単純ビーム(バー)のプロパティを定義します。これは、CBARエントリを介してバー要素を作成するために使用されます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PBARL | PID | MID | GROUP | TYPE/ NAME |
ND | ||||
DIM1 | DIM2 | DIM3 | DIM4 | DIM5 | DIM6 | DIM7 | DIM8 | ||
DIM9 | 同様 | NSM |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PBARL | 12 | 7 | BOX | ||||||
10. | 6. | .5 | .5 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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PID | 固有の単純ビームプロパティ識別。
デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>) |
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MID | 材料識別。 1 2
デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>) |
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GROUP | 任意のビーム断面定義を使用するかどうかを示します。ユーザーズガイドの任意のビーム断面定義をご参照ください。このフィールドの値がHYPRBEAMの場合、次のフィールドはNAMEです。そうでない場合は、TYPEです。 デフォルト = 空白(空白またはHYPRBEAM) |
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TYPE | 断面のタイプ。GROUPフィールドが空白の場合、このフィールドはTYPEです。
デフォルト値はありません。 |
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NAME | 任意のビーム断面定義の名前。ユーザーズガイドの任意のビーム断面定義をご参照ください。GROUPの値がHYPRBEAMの場合、このフィールドはNAMEです。 デフォルトなし(文字列) |
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ND | 断面形状の指定に用いられる寸法の数。これはGROUPフィールドがHYPRBEAMの時に必要です。NDは任意断面の定義に用いられる全寸法の数です。 デフォルト = 空白 |
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DIMi | 断面の寸法。 デフォルトなし (実数 > 0.0) |
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NSM | 単位長さあたりの非構造質量。最後のDIMiの後にNSMが指定されます。 デフォルト = 0.0(実数) |
コメント
- 構造問題で、MIDはMAT1材料エントリのみ参照できます。熱伝導問題で、MIDはMAT4材料エントリのみ参照できます。
- 文字列によるラベルを使用すると、他のカードで参照する際などに、プロパティを識別しやすくなります(たとえば、要素のPIDフィールド)。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
- 下記のとおり、断面プロパティ、せん断柔軟性係数、および応力リカバリーポイント(C、D、E、およびF)は、TYPEとDIMiを使用して計算されます。要素座標系の原点は、図で示す方向付けを持つ断面のせん断中心を中心とします。PBARLは、中立軸とせん断中心間のオフセットを考慮しません。そのため、CHAN断面で正しくない結果が生成される可能性があります。PBEAMLエントリが推奨されます。
- ねじり係数(J)は、不規則な六角形(TYPE = HEXA)に関しては近似になります。
- このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。