TABLES1
バルクデータエントリ 材料および摩擦特性の表形式関数を定義します。
弾塑性材料特性MATS1およびMATHFの応力ひずみ曲線、MATHEバルクデータエントリの材料曲線、MCIRONバルクデータエントリの引張および圧縮応力-ひずみ曲線、またはPCONTエントリのMU1フィールドでの非線形解析における疑似時間に対する摩擦の表。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TABLES1 | TID | FLAT | |||||||
x1 | y1 | x2 | y2 | x3 | y3 | x4 | y4 | ||
x5 | y5 | etc. | etc. | etc. | etc. | etc. | etc. |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TABLES1 | 32 | ||||||||
-3.0 | 6.9 | 2.0 | 5.6 | 3.0 | 5.6 | ENDT |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
TID | 表識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
|
FLAT | 表内の指定されたx値範囲外のy値の処理方法を指定します。
|
|
x#, y# | 表の値。 デフォルト値はありません(実数またはENDT) |
コメント
- xi は、昇順または降順のいずれかで指定する必要があります。
- 2つの開始ポイントまたは2つの終了ポイントを除くすべての2点間に、不連続性。例えば、図 1では、ポイント x2 ~ x7 間でのみ不連続性が許可されます。また、不連続点において y を評価した場合は、 y の平均値が使用されます。図 1では、 x=x3 における y の値は、 y=(y3+y4)/2 になります。
- 少なくとも1つの継続エントリを指定する必要があります。
- 任意の x 、 y のペアは、エントリで使用される2つのフィールドのいずれかにSKIPを配置することによって無視することができます。
- 表の終わりは、最後のエントリに続く2つのフィールドのいずれかにENDTを配置することによって示されます。表の終了フラグENDTを含むエントリの後に継続行が続く場合は、エラーが検出されます。
- FLAT=0(デフォルト)の場合、TABLES1では、次のアルゴリズムが使用されます:
(1) y=yT(x)ここで、- x
- 表への入力
- y
- 戻り値
表参照は、2つの開始ポイントまたは終了ポイントを使用した表内部の補間および表外部の線形外挿を使用して実行されます(図 1)。補間または外挿で使用されるアルゴリズムは以下のとおりです:(2) yT(x)=xj−xxj−xiyi+x−xixj−xiyjここで、 xj と yj は、 xi と yi の後に続きます。
FLAT=1の場合は、範囲外の値が外挿されない点を除き、FLAT=0と同じアルゴリズムが使用されます。対応する開始または終了ポイントのy値が、範囲外のすべてのy値に使用されます。
- 弾塑性材料特性のMATS1から参照されているTABLES1には、追加の要件が適用されます。
- 鋳鉄材料のMCIRONから参照されているTABLES1には、追加の要件が適用されます。図 1. 表の外挿と不連続性の例
- フーリエ変換法では線形外挿は使用されません。表の範囲外では関数はゼロになります。
- 周波数依存の荷重の場合、x#が単位時間あたりのサイクル数で測定されます。
- 表に不正なデータが入力された場合は、何らかの警告またはエラーメッセージが発行されます。ただし、TABLES1は異なる個別の目的に使用されるため、エラーチェックには限界があります。