CHBDYE

バルクデータエントリ 熱境界条件を適用するためにサーフェス要素を定義します。

フォーマット

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CHBDYE EID EID2 SIDE     RADMIDF      

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有のサーフェス要素識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
EID2 熱伝導要素識別番号。 2

デフォルトなし(整数 > 0)

 
SIDE 要素面/線識別番号。

デフォルトなし(1 ≤ 整数 ≤ 6)

 
RADMIDF サーフェス要素の前方フェイスのRADM識別番号。

デフォルト = 0(整数 ≥ 0)

 

コメント

  1. EIDは他のサーフェス要素IDに対して固有です。
  2. EID2には、このサーフェス要素に関連する熱伝導要素を指定します。
    1D 2次元 3次元
    CBAR CQUAD4 CHEXA
    CBEAM CQUAD8 CPENTA
    CONROD CTRIA3 CPYRA
    CROD CTIRA6 CTETRA
    熱伝導解析用の伝導要素。
  3. 境界条件を適用する伝導要素はすべて、サーフェス要素エントリCHBDYEを使用して個別に指定する必要があります。
  4. 3D要素の面と線に関する規則。
    側面には、3次元要素エントリでの節点番号の順番に従って連番が付けられます。3次元要素の側面は、4角形または3角形のいずれかです。要素タイプごとの側面番号を下記に示します:

    chbdye_comm4a


    図 1. CHEXA要素の面と線に関する規則(1次または2次)

    chbdye_comm4c


    図 2. CPENTA要素の面と線に関する規則(1次または2次)

    chbdye_comm4e


    図 3. CPYRA要素の面と線に関する規則(1次または2次)

    chbdye_comm4g


    図 4. CTETRA要素の面と線に関する規則(1次または2次)
  5. 2次元要素の面と線に関する規則:
    2D要素には1つの面を指すAREAタイプ(この場合は面1)と、3つまたは4つの辺を指すLINEタイプがあります。
    AREA
    側面1は、シェルの節点で右手系の法則によって指定されます。
    LINE
    2つ目の辺(最初の線)は節点1と節点2を結び、残りの線には連番が付けられます。線の太さはシェル厚と同じです。この線への法線は、シェルの平面にありシェルから外向きに延びています。
    注: 指定しても中点節点は無視されます。
  6. 1次元要素の面と線に関する規則:
    1D要素には、要素と同じ形状の1本の辺(辺1)、および線形要素の境界を示す2点に対応する2つのPOINTタイプの点(最初の節点が点2、2つ目の節点が点3)があります。
    POINT
    ポイント線はどの線形要素でも使用できます。これらの点の外向きの法線の方向は要素軸と同一線上にありますが、要素から離れる方向を指しています。このようなPOINTタイプの点に割り当てられる領域は、要素の形状と一致します。
    境界条件(QBDY1)は、EIDの参照を使用してCHBDYEに適用されます。
  7. 軸対称要素の場合、CHBDYEの辺は要素エッジに対応し、辺の規約は以下の通りです:
    要素タイプ Side 辺を構成する節点
    CTAXI 辺1 C1 から C2
    辺2 C2 から C3
    辺3 C3 から C1
    CQAXI 辺1 C1 から C2
    辺2 C2 から C3
    辺3 C3 から C4
    辺4 C4 から C5
    ここで、Ci は要素のコーナー節点。
  8. HyperMeshでは、このカードはsecondary3およびsecondary4要素として表されます。