DCONSTR
バルクデータエントリ DRESP1、DRESP2、およびDRESP3のカードによって応答が定義されている設計制約条件の上限および下限を定義します。
フォーマット
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DCONSTR | DCID | RID | LBOUND/ LTID |
UBOUND/ UTID |
LFREQ/ LOCBUCK |
UFREQ | PROB |
例
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DCONSTR | 1 | 9 | 0.5 | 10.0 |
関連するカード
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DRESP1 | 9 | TOPN | DISP | 3 | 4668 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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DCID | 設計制約条件識別番号。 (整数 > 0) |
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RID | DRESP1、DRESP2、またはDRESP3の識別番号。 (整数 > 0) |
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LBOUND/LTID | 荷重周波数の関数として下限を指定するTABLEDiエントリの応答または表識別番号の下限。をご参照ください。 (実数、整数、または空白) |
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UBOUND/UTID | 荷重周波数の関数として上限を指定するTABLEDiエントリの応答または表識別番号の上限。をご参照ください。 (実数、整数、または空白) |
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LFREQ/LOCBUCK |
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UFREQ | 荷重周波数範囲の上限。 デフォルト = 1.0E+20(実数 ≥ LFREQ) |
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PROB | 信頼性ベースの設計最適化実行の確率値。 (50.0 ≤ 実数 ≤ 100.0) |
コメント
- DCONSTRDCIDは、サブケース情報セクション内でDESSUBまたはDESGLBカードで選択するか、DCONADDカードで参照します。
- すべてのDCIDにおいて、関連付けされたRIDは1度だけ参照できます。
- LBOUNDまたはUBOUNDが空白の場合、制限値(下限、上限、または両方)に対応する制約条件は生成されません。
- 制約条件の制限値に0を指定しないようにしてください。不要な制限値は空白のまま残してください。たとえば、フォンミーゼス応力の下限は0ではなく空白にする必要があります。制限値に0を入力すると、下限値の場合は1.0E-7、上限値の場合は–1.0E-7に制限値が変更されます。これによって数値上は問題がなくなってしまうため、応答が実質的にほぼ0の場合を除き、制約条件が無視されてしまいます。
- 、UFREQは、周波数応答サブケース(DRESPi、RTYPE = FRDISP、FRVELO、FRACCL、FRSTRS、FRSTRN、FRFORC、およびFRERP)に関係する応答タイプにのみ適用されます。制約条件の制限値LBOUNDとUBOUNDは、荷重周波数がLFREQとUFREQの間にある場合にのみ適用されます。DRESP1のATTBで周波数値を指定した場合、LFREQとUFREQは無視されます。
- 、UTIDには、TABLEDiを使用して、荷重周波数依存の表形式入力を指定します。これらはLFREQ、UFREQと同様に適用されます。 5
- 等式の制約条件を適用するには、LBOUNDとUBOUNDを同じ値(応答が達成する必要のある制約条件の値)に設定します。LBOUND/LTIDフィールドとUBOUND/UTIDフィールドは、等式の制約条件の表IDを参照できません。等式の制約条件は寸法、形状最適化についてのみサポートされており、SQPまたはBIGOPT最適化アルゴリズムを使用する必要があります(DOPTPRM,OPTMETHおよび最適化アルゴリズムをご参照ください)。
- 局所的座屈ゾーンは、DOPTPRM, BKLOCAL2およびDOPTPRM, BKLOCAL1を使用して定義できます。LOCBUCKフィールドを使用して、局所的座屈の固有値応答の下限を指定できます。指定した応答が局所的座屈モードであることが特定された場合は、LOCBUCKの下限が使用され、そうでない場合は、LBOUNDの下限値が応答について使用されます。
- HyperMeshでは、このカードは最適化の制約条件として表されます。