RSPLINE
バルクデータエントリ 節点における変位補間の多点拘束を定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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RSPLINE | EID | D/L | G1 | G2 | C2 | G3 | C3 | G4 | |
C4 | G5 | C5 | G6 | etc. | etc. | ||||
etc. | etc. |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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RSPLINE | 73 | 0.05 | 27 | 28 | 123456 | 29 | 30 | ||
123 | 75 | 123 | 71 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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EID | 固有の要素識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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D/L | すべてのセグメントの長さ合計に対する弾性チューブの直径の割合。 デフォルト = 0.1(実数 > 0.0) |
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G# | 節点識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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C# | 拘束対象の成分。 2 デフォルト = 空白(空白または1~6の整数の組み合わせ) |
コメント
- 変位は、節点を通過する弾性ビームの方程式によって補間されます。これは線形解析専用の要素です。
- C#フィールドが空白の場合は、G#における6つすべての自由度が独立であることを示します。G1は独立である必要があるため、C1用のフィールドはありません。最終節点も独立である必要があるため、最後のフィールドはC#ではなく、G#でなくてはなりません。上の例では、G1、G3、およびG6が独立しています。G2は6つの自由度が拘束されていますが、G4とG5は、それぞれ3つの自由度が拘束されています。
- 1つの剛体要素によって割り当てられた従属(すなわち、拘束)自由度は、別の剛体要素または多点拘束によって同じように従属に割り当てることはできません。
- 1つの剛体要素によって独立と宣言された自由度は、別の剛体要素または多点拘束によって従属にすることができます。
- MPCと異なり、剛体要素(RSPLINEを含む)はモデルの一部を構成するため、サブケース定義内部から選択する必要がありません。
- 熱伝導問題において、剛体要素は無視されます。
- 拘束係数マトリックスは、RSPLINEエントリ上でのGiとCiペアの順序に影響を受けます。ペアの順序は、2つの領域を結ぶ線に沿ってこれらのペアが出現するのと同じ順序で指定する必要があります。この順序に従わなかった場合、RSPLINE内にはしわが発生し、予期せぬ補間結果を招く可能性があります。
- 通常は、領域を結ぶ直線とほぼ平行な回転成分の独立自由度を拘束しないようにする必要があります。
- デフォルトのRSPLINEインプリメンテーションでは、2つのRSPLINE終端節点およびRSPLINEが鋭角になる箇所で、予想以上の面内回転を持ちます。PARAM, RSPLICORを適用すれば、このような回転は低減され、より良い結果が得られます。