PARAM, INREL
バルクデータエントリ 慣性リリーフの計算を制御します。
パラメータ | 値 | 説明 |
---|---|---|
VALUE | <-2、-1、または0> デフォルト = 0、静的サブケースの場合 デフォルト = -2、モーダル法による周波数応答サブケースの場合 |
INRELは、慣性リリーフの計算を制御します。VALUEパラメータは、-2、-1、または0に設定できます。 |
METHOD | デフォルト = 空白 (整数 > 0) |
METHODパラメータを適用できるのは、VALUEパラメータが-2に設定されている場合のみです。 METHODパラメータはEIGRLまたはEIGRAバルクデータエントリを参照し、7つ以上の剛体モードを持つモデルの慣性リリーフ解析をサポートします。固有値サブケースが内部で自動的に生成され、剛体モードを計算します。これらの剛体モードに基づいて、慣性荷重とサポートポイントが決定されます。1から7までのコメントをご参照ください。 |
コメント
- 固有値サブケースは自動的に作成されるため、モデル内で指定する必要はありません。
- EIGRL/EIGRAエントリの下限(V1)は、ゼロ以下である必要があります。
- EIGRL/EIGRAエントリの上限(V2)は(指定される場合)、PARAM,FZEROで設定された値以上である必要があります。
- V2が定義されていない場合は、EIGRL/EIGRA上のNDフィールドを入力する必要があります。
- NDは、モデル内の剛体モードの実数より大きい値に設定することが推奨されます。
- サポート自由度は内部で生成されるため、SUPORTエントリは不要です。
- METHODパラメータの使用時は、PARAM, FZEROを使用して、慣性リリーフ解析を実行するために目的の剛体モードが使用されるようにすることが推奨されます。
- 慣性リリーフは、非線形静解析ではサポートされています。あらゆる非線形性(接触、形状、材料)を、慣性リリーフを用いた非線形静解析に含めることができます。